せん妄・痴呆・健忘性障害とは |
せん妄・痴呆・健忘性障害という概念でいわれる精神疾患には、〔せん妄〕〔痴呆〕および〔健忘性障害〕とがあります。 |
〔痴呆〕に関しては、かつては〔痴呆症〕という言葉が使われていましたが、2004年以降は厚生労働省の用語検討会で〔認知症〕という言葉に置き換えられています。
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せん妄・痴呆・健忘性障害とは |
せん妄・痴呆・健忘性障害という概念でいわれる精神疾患には、〔せん妄〕〔痴呆〕および〔健忘性障害〕とがあります。 |
〔痴呆〕に関しては、かつては〔痴呆症〕という言葉が使われていましたが、2004年以降は厚生労働省の用語検討会で〔認知症〕という言葉に置き換えられています。
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▼せん妄・痴呆・健忘性障害の病気の個別概要をご説明します。▼ |
せん妄 |
せん妄は、意識混濁に加えて幻視や幻覚や錯覚が見られる状態をいい、この症状は大手術後の患者やアルツハイマー病患者などにもみられます。 |
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痴呆 |
痴呆は、いわゆる〔認知症〕と呼ばれる症状で、もともとは正常に発達したが、後天的な脳の器質的障害により知能が低下した状態で、運動障害や知能発達面での障害などが現れます。 症状が激しくなると、自分のことや家族のことまで分からなくなったり、食事の食べ方やトイレの使い方までできなるなることもあります。 |
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健忘性障害 |
健忘性障害は、記憶が通常あるような物忘れとは異なるほどに失われ、社会的生活や・職業的生活、更には日常生活に支障をきたすようになる状態をいい、アルコール乱用や頭部外傷などで起こることが多い病気です。 健忘には、発病を境にして、それ以降の経験が記憶できなくなる「前向健忘」や、発病以前の記憶が想起できない「逆向健忘」、意図せずに記憶を補完してしまう「作話」、および記憶を間違って想起する「記憶錯誤」などの種類があります。 |