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健康・医療館 心の病気 適応障害 適応障害とは
心の病気

適応障害とは


 〔適応障害〕は、〔ストレス障害〕に分類される精神疾患のひとつで、日常の社会生活、職場、学校など特定の社会環境にうまく適合することができず、心身にさまざまな症状が起きて、一般的な社会生活ができなくなるような障害です。

 〔急性ストレス障害〕や〔心的外傷後ストレス障害(PTSD)〕と同様に、外的ストレスによるストレス障害であり、ストレスの大きさが本人の処理能力を圧倒的に超えるほど強大なことによる心理的機能不全です。


 〔適応障害〕の症状は、不安や抑圧、焦燥、過敏、混乱などの情緒的なものから、不眠、食欲不振、全身倦怠、頭痛、肩こりなどの身体症状、遅刻、欠勤、過剰飲酒などの問題行動までさまざまです。

 これらの障害は、それが会社であれば職場不適応、学校なら不登校、家庭なら別居や離婚などという形で顕在化します。適応障害はこのような強烈なストレスだけに限らず、失恋やちょっとした仕事のミスなどでも起こります。


適応障害 ▼適応障害とはどんな病気かをご説明します。▼
抑うつ気分を伴うもの 抑うつ気分、涙もろい、または絶望感などの症状がある場合。

不安を伴うもの 神経質、心配、または過敏などの症状、また子供の場合には、主要な愛着の対象からの分離に対する恐怖などの症状がある場合。

不安と抑うつ気分の混合を伴うもの 不安と抑うつの混合である場合。

行為の障害を伴うもの 他人の権利、または年齢相応の主要な社会的規範を犯すなどの行為の障害(怠学、破壊、無謀運転、喧嘩、法的責任の不履行)である場合。

情緒と行為の混合した障害を伴うもの 情緒的症状、(抑うつ、不安など)と行為(4を参照)の両方である場合。

特定不能 心理社会的ストレス因子に対する不適応的な反応(身体的愁訴、ひきこもり、または職業上または学業上の停滞)で、1〜5の特定の病型に分類できないもの。














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