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幻覚剤関連障害


 物質関連障害には左のメニューに示すように数多くの精神疾患があります。このページでは、幻覚剤関連障害をご説明していますが、他の障害を知るには、表の該当項目をクリックして新たなページにジャンプしてください。


 幻覚剤は、脳の神経系に作用して、現実には存在しない幻覚を起こさせる薬物です。これらは「ハルシノジェン」や「サイケデリックス」とも呼ばれ、古くから宗教儀式やシャーマンなどにより用いられてきました。精神科医が精神疾患の治療の目的で心理療法に用いることもあります。

 幻覚剤を摂取すると、瞳孔が散大し、体温及び血圧も上昇、方向や距離、そして時間感覚が歪曲するなど、外界に対する認識を歪曲した「変性意識状態」という意識状態に陥ります。多くの場合、幸福感に満ちますが、時には極めて憂鬱状態になります。

 幻覚剤を多量に用いると、幻覚や妄想が生じ、「音が見える」「色が聞こえる」などと言い出します。自分自身を失い、自分のしていることを離れた場所から観察しているという奇妙な体験「離人現象」を惹起し、自分ばかりか他人にも危害を及ぼすことがあります。幻覚剤の影響が消えるときには、激しい不安、焦燥、不眠などの症状や苦痛を伴います。

 幻覚剤には、「ケミカルドラッグ」「ナチュラルドラッグ」および「デザイナーズドラッグ」と呼ばれるものがあり、それぞれに多くの種類が存在します。ケミカルドラッグの「LSD」は特に有名で、アメリカのヒッピーたちに愛好されていました。LSDは、感覚や感情、記憶、時間が拡張したり変化する体験を誘起し、影響が6〜14時間持続します。














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