アヘン関連障害 |
物質関連障害には左のメニューに示すように数多くの精神疾患があります。このページでは、アヘン関連障害をご説明していますが、他の障害を知るには、表の該当項目をクリックして新たなページにジャンプしてください。 |
アヘン(阿片)は、ケシ(芥子)の実から生産される物質で、麻薬の一種です。アヘンは極めて依存性が強い麻薬であり、服用すると最初のうちは天にも昇ったような幸福感が満ちた気分になる、しかし、繰り返し使用し身体が慣れてくると、耐性ができその効果が薄れしまい、同様な幸福感を味わうために身体は増量を要求し、遂にはやめることができなくなる。 もし、止めようとすれば禁断現象が現れ激しい不快感が襲う。当初は幸福感を得ようとして服用していたのが、いつの間にか、不快感を避けるための服用となりますます深みにはまってしまうのです。 あへんの常習的使用は、精神的、身体的依存性を生じやすく、やがて慢性中毒症状を起こし、脱力感、倦怠感を感じるようになります。そして次第に精神錯乱を伴う衰弱状態に陥り、最終的には廃人になってしまいます。 アヘンを乱用すると、呼吸抑制、縮瞳などが起こり、急性毒性によって昏睡や呼吸麻痺で死亡するリスクが非常に高まります。 |